Microsoftは8月1日(現地時間)、Windows 10 リリース情報ページを更新し、Windows 10 Version 1903の主要な不具合3つに緩和策が存在することを明らかとしました。
ただしこれらの問題は完全に修正「Resolved」されたわけではなく、該当する環境に対するアップグレードブロックが継続中のものもあり、また状況を緩和するために最新のサードパーティ製ドライバのインストールを必要とする場合もあります。
今回緩和された不具合の一つ目はまず、Wi-Fi接続が断続的に失われる場合があるという問題です。5月21日に公開されたKB4505057をインストールした後に、古いQualcommのドライバを使用している環境で発生し、デバイスの製造業者から入手できる最新のWi-Fiドライバをインストールすることで問題が解決すると説明されています。このため最新のドライバーをインストールしていない環境に対するアップグレードの提供が保留となっています。
不具合の二つ目は、ガンマランプやカラープロファイル、夜間モードの設定が適用されない場合があるという問題です。これは夜間モードをオン・オフしたりコンピューターを再起動することで回避可能で、完全な修正パッチが準備中とのことです。該当する環境ではアップグレードを控える用に案内されています。
不具合は三つ目は、5月29日に公開されたKB4497935を適用した後、特定バージョンのIntel Rapid Storage Technology (Intel RST)ドライバを使用しているデバイスで発生する互換性の問題です。Microsoftは15.5.2.1054以降のドライバ(推奨バージョンは15.9.6.1044)の使用を案内していて、こちらも不具合の存在するドライバを使用している環境に対するアップグレードの提供が保留となっています。