Windows Insider Program参加者向けに提供されている、Windows 10の最新プレビュー版「Build 20226」では、一部のユーザーから正常にサインインできないという問題が報告されています。
今回Microsoftがこの問題を認識し、回避策を提供したことがわかりました(MSPoweruser)。
回避手順は以下の通りです(WindowsがCドライブ以外にインストールされている場合は、c:のドライブレターを置き換えて実行する必要があります)。
アカウントが管理者アカウントの場合:
- 「We can’t sign into your account」が表示されたらそれを閉じる。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 以下のコマンドを一行ずつ実行。
cd c:\users\%username% takeown /F ntuser.dat* icacls ntuser.dat* /reset icacls ntuser.dat* /setowner “SYSTEM”
- サインアウト。
- 次回サインイン時に上記ダイアログは表示されないはず。
アカウントが管理者アカウントではない場合:
- 「We can’t sign into your account」が表示されたらそれを閉じる。
- 通常のコマンドプロンプトを開く。
- 以下のコマンドを実行。ユーザー名をメモし(6)で使用。
Echo %username%
- 通常のコマンドプロンプトを閉じる。
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く。
- 以下のコマンドを一行ずつ実行。
cd c:\users\username takeown /F ntuser.dat* icacls ntuser.dat* /reset icacls ntuser.dat* /setowner “SYSTEM”
- サインアウト。
- 次回サインイン時に上記ダイアログは表示されないはず。
これらの手順で問題が回避できない場合、以前のビルドにロールバックし、再度Build 20226をインストールすれば問題は発生しないそうです。バグの原因は特定され、修正プログラムが開発中とのこと。