Microsoft、Windows 10用の更新プログラムKB4524244を撤回

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Microsoftは先週、サードパーティ製UEFIブートマネージャーの脆弱性を修正する、Windows 10用のセキュリティ更新プログラムKB4524244を公開しました。

KB4524244では更新プログラムインストール後に、HP製のPC等で再起動時にフリーズするといった問題が報告されていたなか、この更新プログラムが撤回されたことが明らかとなりました。

現在KBページには以下のような情報が「重要」として掲載されています。

This standalone security update has been removed due to an issue affecting a sub-set of devices. It will not be re-offered from Windows Update, Windows Server Update Services (WSUS) or Microsoft Update Catalog. Note Removal of this standalone security update does not affect successful installation or any changes within any other February 11, 2020 security updates, including Latest Cumulative Update (LCU), Monthly Rollup or Security Only update.

「デバイスの一部に影響する問題のために、このスタンドアロンのセキュリティ更新プログラムは削除されました」とのこと。この更新プログラムを削除しても2020年2月11日に公開された月例更新プログラムの状態に影響はしないそうです。

なお同更新プログラムには既知の不具合が2件存在するようです。

  • 「Push Button Reset」またはPBRと呼ばれる「Reset this PC」機能が失敗する場合がある。
  • KB4524244のインストール中またはインストール後に問題が発生する場合がある。

2番目の不具合の内容はかなり曖昧ですが具体的な症状の説明は掲載されていません。
なおどちらの問題も、更新プログラムをアンインストールする回避策が有効なようです。

手順は以下の通りです。

  • 「設定 > 更新とセキュリティ」を開く
  • Windows Updateで「更新の履歴を表示する」を選択
  • 更新のアンインストールをクリック
  • KB452424を選択したアンインストール
  • 再起動する
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