Windows 10用の更新プログラムKB4559309を適用すると、システムのパフォーマンスが低下するとの報告が行われていました。
KB4559309は強制的にChromiumベースのEdgeブラウザをインストールする更新プログラムですが、問題は新しいEdgeにはなく、アップデートプロセスがシステムに対し何らかの悪影響を与えていたのでは無いかと見込まれています。またKB4559309経由でインストールしたMicrosoft Edgeは、アンインストールオプションがグレーアウトされていてアンインストールすることができないという問題も指摘されていました。
Microsoftがこの問題を認識し、別の更新プログラムKB4576754に置き換え問題の解決を図っていたことがわかりました(Windows Latest)。KB4576754のKBページには以下のような内容が掲載されています。
This update replaces previously released updates KB4541301, KB4541302 and KB4559309.
以前公開されていたKB4541301、KB4541302、KB4559309を置き換えるものだということがわかります。
更新プログラム適用後パフォーマンスが低下するとの報告はまだ行われておらず、コントロールパネルからKB456754をアンインストールすることによって新しいEdgeを削除することもできる模様。以前の更新プログラムで指摘されていた問題が解決していることがわかります。
それでも強制インストールが気になる場合、事前に手動で新しいEdgeブラウザをインストールしておけば、システムに余計な更新プログラムがインストールされることはないようです。