Microsoftは2019年3月、Mac版を公開するとともに、Windows Defender Advanced Threat Protection(ATP)の名前をMicrosoft Defender ATPへと変更しました。Defender ATPのAndroid版の提供も計画されているなか、名称から「Windows」を外すのは自然な流れかもしれませんが、この流れはWindows Defender本体にも及んでいるようです。
現在プレビュー版が公開されているWindows 10 May 2020 Updateでは、Windows Defenderという名称がMicrosoft Defenderに徐々に置き換わっていることが明らかとなっています(Windows Latest)。
Windows 10 May 2020 Updateでは、Windows Defenderのスキャンの設定ページに含まれる「Windows Defenderオフラインスキャン」というテキストが「Microsoft Defenderオフラインスキャン」に置き換えられています。また保護の更新ページでも「Microsoft Defender」という名称が使われていることが分かります。
その他グループポリシーエディタでも、Microsoft Defender、Microsoft Defender Antivirus、Microsoft Defender Exploit Guardといった名称が使われているようです。
変更はまだコントロールパネルなどのレガシーエリアなどには及んでいないそうですが、WindowsからMicrosoftへのブランド名の変更は、MacやLinux、AndroidやiOSなど、クロスプラットフォーム対応へ向けたMicrosoftの新しい戦略を示しているのかもしれません。