Adobeは2017年に、Adobe Flashのサポートを2020年末をもって終了することを発表しました。
サポート終了が迫りつつあるなか、MicrosoftがMicrosoft Edge、Microsoft Edge Legacy、Internet Explorer 11という3つのWebブラウザ全てから、年内にFlashを削除する計画を明らかにしています(Windows Blog、MSPoweruser)。
2020年末以降もFlashを使用する必要がある企業ユーザーに対し、Adobeは、EdgeのIEモードやIE 11で動作するAdobe Flash Playerのプラグインを準備していますが、Microsoftはこのサポートを行わない予定です。
2021年の初頭に、サポートされているすべてのWindowsに対し、Adobe Flash Playerを削除するための更新プログラム「Update for Removal of Adobe Flash Player」が配信され(当初はオプション、後に推奨扱い)、2021年の夏には、Flashを管理するためのAPIやグループポリシー、ユーザーインターフェイスが、Microsoft Edge(Lgeacy)とInternet Explorer 11から削除されます。
なおFlashを削除する更新プログラム「Update for Removal of Adobe Flash Player」は、今年の秋からFlash終了に先駆けて、Microsoft Update Catalogを利用して手動でダウンロードすることもできます。
Flash Playerはすでにほとんどのブラウザで無効化されており、一般ユーザーが気にかける必要はあまりないかもしれませんが、企業や組織でFlashを使用しているIT管理者や開発者の方は注意が必要な情報かもしれません。