Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 build 14942」のPC版の配信を開始しました(Windows Experience Blog、WinBeta)。
Windows Insider Programに参加し、更新設定を”Fast”に設定しているユーザーは、既存のWindows 10環境からWindows Updateを利用して最新ビルドに更新することができます(PC版の場合「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」より)。
build 14932は来年正式公開が予定されているWindows 10の大型アップデート「Redstone 2」に向けたビルドで、今回のビルドで以下のような新機能が追加されています
- スタートメニューのアプリリストが非表示に出来るように: スタートメニューのアプリリストを折りたたむことができる機能が追加された。インサイダーから要望が強かった機能で、設定 > 個人用設定 > スタートに進み、“Hide app list in Start menu”で変更可能。
- フォトアプリの更新: より美しくなりナビゲーション機能も改善。「Albums」「Folders」の追加や、ライト表示モードの追加、フルスクリーン表示の際のアニメーション効果の追加、マウスによるナビゲーションの改善など。
- フォトアプリは、Xbox Oneでも入手可能に
- precision touchpad体験の改善: フィードバックハブからの要望に基づきprecision touchpadのジェスチャーとクリック検出に関する調整を行った。
- PCアップグレード体験の改良: build 14926からプレインストールアプリをアンインストールしている場合状態がアップグレード後も保持されるようになった。14942からはIT管理者がOSイメージからアプリをデプロビジョニングしている場合(そして再インストールしていない場合)、プロビジョニングプロファイルステータスがアップグレード後も保持されるようになった
- 新しいWindows Updateアイコン
- 3.5GB以上のRAMを搭載するPCでService Hostが複数のプロセスに分離: 3.5GB以上のメモリを搭載したPCではタスクマネージャーでService Hostのプロセスが分離して表示されるようになった。プロセスをまとめてメモリを節約するsvchost.exeは、Windows 2000時代に導入されたもので、近年の劇的なメモリの増加によって効果が薄くなった。複数のプロセスに分割することで信頼性、透明性の向上、保守費用の削減、セキュリティの向上などのメリットが見込める。
- Active Hoursのデフォルト範囲の拡大: Active Hoursが最大18時間まで拡大。
- ナレーターによるフォームフィールドのナビゲーション機能の改善
Redstone 2に向けてかなり大量の新機能が追加されていることが分かります。個人的にはトラブルシューティングに役立ちそうなService Hostのプロセス分離に注目しています。