Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 build 14959」のPC版およびモバイル版の提供を開始しました(WindowsExperienceBlog、MSPoweruser)。
Windows Insider Programに参加し、更新設定を”Fast”に設定しているユーザーは、既存のWindows 10環境からWindows Updateを利用して最新ビルドに更新することができます(PC版の場合「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」より更新できます)。
Build 14959は来年3月の公開が予想されるWindows 10の時期大型アップデート「Windows 10 Creators Update」に向けた更新となっています。
PC版の新機能としては、Hyper-Vの仮想マシンでスケーリングが想定の通りに動かない問題を解決すべく、新しいズームオプションが追加されています。また特定の仮想マシンがフルスクリーンモードになった際、リモートデスクトップ接続バーが表示されない問題も修正されています。VMに関するスケーリング機能は、まだ修正中で今後さらに改良が加えられる模様です。
またPC版では、自動輝度設定がアップグレード後にオフになる問題や、ドメインネットワークを利用した場合にログインが失敗する問題、Outlook Mail や、カレンダーがアップデートするとエラーコード0x800700B7で終了する問題、エラー発生時にSDカードがイジェクトされてしまう問題なども修正されています。
一方モバイル版ではUnified Update Platform(UUP)とよばれる新しい更新の配信システムが導入されました。UUPは差分ダウンロードによってダウンロードサイズ削減を狙うもので、最終的には35%ほどのサイズの削減が見込まれています。
WindowsExperienceBlogには既知の不具合もリストアップされていますので、インストールする前に確認しておくとより安心かもしれません。