Microsoftは本日、Windows 10の最新プレビュービルド「Windows 10 Insider Preview Build 15002」のPC版をリリースしました(Blogging Windows、Softpedia)。
Windows Insider Programに参加し、更新設定を”Fast”に設定しているユーザーは、既存のWindows 10環境からWindows Updateを利用して最新ビルドに更新することができます(PC版の場合「設定 > 更新とセキュリティ > Windows Update」より更新できます)。
Build 15002は今年4月の公開が予想される、Windows 10の次期大型アップデート「Windows 10 Creators Update」に向けたビルドです。今回のビルドは年またぎで間隔があいたこともあって、大量の新機能が追加されています。
以下主な新機能をピックアップしてみました。
Microsoft Edgeの更新: クリックすることでタブのサムネイルが一覧表示されるタブプレビューバーが追加されました。タブ管理機能の強化やタスクバーのジャンプリストへの対応、コンポーネントの改良、Flashのクリックによる実行への変更、Webペイメントへの予備的な対応なども行われています。
スタートとシェルの改善: スタートメニューのタイルにフォルダ機能が追加されました。タイルを重ねることでフォルダを作成することが可能です。共有機能やスクリーンキャプチャ機能、デスクトップアプリのHigh-DPIサポート、ウィンドウのリサイズ、デスクトップのアイコンの配置、通知などに関する改善も行われています。
Windows Inkの改良: Windows Inkのスケッチパッドにポイント消去機能が追加されました。消しゴムアイコンを利用して、ストロークの全体あるいは一部を消去することができます。
Cortanaのさらなる改良: アプリ固有のコマンドを見つけやすくするための機能の追加や、リマインダー機能の充実、キーボードショートカットの変更が行われています。
Windows Defenderの改良: Windows Defenderアプリの改良が引き続き行われていて、スキャンを実行するための新しいオプションの追加や、PCの健康状態を調査するパフォーマンス・ヘルススキャン機能の追加、ファミリーオプションの表示の改善、設定ページの変更などが行われています。
設定の改良: 簡単に設定を行うためのさまざまな新機能が追加されています。Bluetoothやその他デバイスの設定画面や、ディスプレイ設定画面の更新が行われたほか、ブルーライトに関する設定画面や、Surface Dialに関する設定画面が追加されています。その他デスクトップのテーマや、色などに関する設定画面も改良されています。
その他BSOD (死のブルースクリーン) のGSOD (死のグリーンスクリーン)への変更、Hyper-V、Windows Update体験の改善、IMEの改良など大量の新機能や修正点が存在します。
公式ブログには、修正の詳細な内容のほか、既知の不具合もリストアップされています。インストールする前に確認しておくことをおすすめします。