macOS用のアプリケーションランチャーとしては「Raycast」や「Alfred」が有名ですが、これらの欠点を補う新しいランチャーアプリ「Monarch」の開発が進められています。
MonarchはmacOS標準のSpotlightのようにキーをタイプすることで、アプリを起動することができるだけでなく、計算機機能、カラーピッカー、クリップボードマネージャー、ブラウザブックマークの呼び出し、メモ、その他さまざまな機能を呼び出すことができます。
正式版は30ドルの有料アプリ(永久ライセンスで1年間アップデート可能)となる予定ですが、開発中の「Luna」は20ドルで将来的にも無料アップデートできるという得点が提供されています。
以下使用方法を紹介します。
Monarchの使用方法
Monarchの実行ファイルをこちらからダウンロードします。現在の最新版v0.7.0はmacOS 12.7以降のAppleシリコンMac、Intel Macに対応しています。
初回実行時はアクセシビリティで許可を与える必要があります。
▲「許可」ボタンを押して、システム設定画面を開き、Monarchを許可してください。
Monarchのメイン画面は、メニューバーのアイコンまたはショートカットキー(デフォルトはOption+Space)で呼び出すことができます。
▲アプリを実行する場合、文字列を入力すると候補が絞り込まれていき、エンターを押すとそのアプリが実行されます。RaycastやAlfred、Spotlightなどと同じような感じで使用することができます。
▲初期画面からTabキーを押すとクリップボード履歴を表示することができます。過去のクリップボードの内容を検索したり再利用したりすることができます。
▲さらにTabキーを押すと、メモを素早く記録することができる「Note Capture」機能に切り替わります。メモを画面に直接入力することができ、Command+Sで保存できます。メモは~/Documents
以下に保存され、Command+Oで開くこともできます。
▲計算を直接実行することもできます。計算の履歴も保存されます。
▲色を取得できる「カラーピッカー」機能も搭載しています。メイン画面で「Color Picker」と入力して呼び出すことができます。
その他にも多数の便利な機能が搭載されています。機能の詳細は公式サイトにあるFAQやManualで確認することができます。
まとめ
MonarchはmacOS用の新しいランチャーアプリです。正式版では値上げが予定されていますので、将来性に期待したいという方はいまのうちに購入しておくとお得かもしれせん。Raycastとの違いに関しては、作者がRedditで詳しく説明していますのでご参考までに。