統合開発環境「Apache NetBeans」の最新版「v10.0」が12月27日にリリースされました(公式ニュース、Phoronix)。現行公式サイトよりソースコードやバイナリファイルをダウンロードすることができます。
NetBeansはJavaをメインターゲットとする統合開発環境で、2016年にOracleからApacheに寄贈され“インキュベーション”プロジェクトとして開発が続けられています。
メジャーバージョンアップ版となるv10.0の新機能としては、まずJDK 11のサポートがあげられます。動的なクラスファイル定数のサポートや、ラムダ式のパラメータ指定の改良など、JDK 11特有の機能のサポートが行われています。
またPHP言語に関するサポートの改良も行われており、PHP 7.3/7.2/7.1との互換性が改良されています。PHP関連の変更はすべて日本の開発者Junichi Yamamoto氏によるものとのことです。
そのほかJUnit 5.3.1の追加や、JavaScript、Groovyに関する改良、不具合の修正など多数の変更が行われています。