NetBSD 10.0がリリース - 2019年以来の開発の集大成

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NetBSD開発プロジェクトは3月28日(現地時間)、NetBSDのメジャーバージョンアップ版「NetBSD 10.0」をリリースしました(公式アナウンスPhoronix)。

NetBSD 10.0にはNetBSD 9.xが2019年にブランチ化されて以来行われてきた大量の新機能が含まれています。

NetBSD 10はNetBSD 9.xと比較して、特にマルチプロセッサやマルチコアシステム上で、性能やスケーラビリティが大幅に向上しています。これにはカーネルのパスルックアップ処理の改善や、スケジューラーの改良、仮想メモリシステムの最適化、selectおよびpollシステムコールのパフォーマンスの改善、tmpfsの性能の向上、アーキテクチャ依存の x86 および AArch64 コードの様々な最適化、ブート速度の改善が貢献しています。

- WOW. i mean. *WOW*.
- see above.
- 9.99.75 vs 9.99.48 (what i tested in the previous post
this is a reply to) is still mostly WOW.
- 'make configure' in lang/llvm drops from 28s to 17.3x. the
following 'make' is down from 8m14 -> 6m33 best times.
- 'grep -r . .' on netbsd-9 drops from 61/23s to 38/11s for
the first-after-reboot/second runs.
- amd64 GENERIC build times drop 70s -> 37s, using build.sh
and nvme objdir.
- amd64 GENERIC build times in tmpfs obj drop 51s -> 27.5s.
- vax release builds with x11 drop from (best times) 12m31
to 7m23.
- vax GENERIC kernel drops from 13.8s to 7.82s (best times).
- DIAGNOSTIC still has non trivial effects, but is more in
the 3-7% than 3-8%.

その他にも、WireGuardと互換性のあるVPNトンネルを提供する新しいインターフェイスwgの追加や、Apple M1、Raspberry Pi 4など新しいArmプラットフォームのサポート、新しいIntelイーサネットドライブのサポート、Realtek 2.5GbEネットワークアダプタのサポート、SMPパフォーマンスの向上、自動スワップ暗号化、多数のハードウェアサポートの改良など、多数の新機能や改良が含まれています。

NetBSD 10.0リリースの詳細は公式サイトで確認可能です。ソースファイルと実行ファイルも公式サイトやミラーサイトから入手可能です。

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