Appleは今年、5.8インチのiPhone X後継機と、6.5インチのiPhone X Plus、6.1インチの安価なLCD iPhoneの合計三機種を発売するとの見方が有力です。
そのようななか、台湾のメディアDigiTimesは、iPhone Xの製造コストが現行より10%安くなり、ストレージ容量が少ないモデルも追加されることから、三機種の中で最も安くなる可能性があると報じていることがわかりました(MacRumors)。
今回の報道はDigitimes Researchの上級アナリストLuke Lin氏の調査レポートに基づくものです。Lin氏はiPhone X後継機種の製造コストに関して、現行iPhone Xの400ドル以上のMBOM(manufacturing bill of materials = 製造部品表)が10%削減されると予想しています。
低スペックあるいは低容量の部品が使われることで、5.8インチiPhone Xの後継機種が、6.1インチLCD iPhoneの価格を下回り、結果として3モデルのなかで最も安価になると見込んでいます。OLEDパネルの問題に関しても、Appleは最近Samsung Displayとの合意に達し、OLEDパネルのコスト増加を防ぐことにも成功していると指摘しています。
同氏は5.85インチのLCD iPhoneを開発するもう1つのプロジェクトが存在していたとしていますが、こちらは2月中旬の旧正月の休みから中断され、最終的にキャンセルされる可能性があるとのこと。
この予想が正しいならば安価な6.1インチLCD iPhoneの立場がないような気もしますがはたして…