AppleがApp Storeレビューガイドラインを改定し、開発者がアプリに含めてはならないいくつかのルールが追加されました(MacRumors)。新ルールは過激なものではなく想定の範囲内のものですが、アプリ開発を行っている方ならば知っておいた方が良いものかもしれません。
まず隠された機能やキュメント化されていない機能をアプリに含めては行けないとするRule 2.3.1に、iOSベースのウイルス・マルウェアスキャナーを作成してはならないという文言が追加されています。
Similarly, you should not market your app on the App Store or offline as including content or services that it does not actually offer (e.g. iOS-based virus and malware scanners). Egregious or repeated behavior is grounds for removal from the Developer Program. We work hard to make the App Store a trustworthy ecosystem and expect our app developers to follow suit; if you're dishonest, we don't want to do business with you.
Appleは2015年以来、iOSデバイスにはアンチウィルスソフトが不要という方針のもと、iOS App Storeからアンチウィルスソフトの締め出しを行っています。今回ガイドラインに明記されたことで、規制が明確化されたことになります。
またRule 2.5.13では、アカウント認証機能のために顔認証を使用する場合LocalAuthenticationを使用する必要があり、13歳以下の子供のためには、それ以外の認証方法を提供する必要があると定めています。
またARKitを使用するアプリに対してはリッチで統合された拡張現実体験を提供することを要求しています。
Apps using ARKit should provide rich and integrated augmented reality experiences; merely dropping a model into an AR view or replaying animation is not enough.
これ単にモデルをARビューに表示したり、アニメーションを再生するだけでは不十分だと言うことを言っています。
iOS 11対応アプリの開発を計画している方は参照しておいた方が良さそうです。