任天堂が今月発売した復刻版のゲーム機「ゲーム&ウオッチ スーパーマリオブラザーズ」で、想定されていない3Dシューティングゲーム「Doom」を動かす事に成功した開発者が現れたことが分かりました(Hackaday、The Verge)。
ゲーム&ウオッチで動作するDoomはもちろん完璧ではなく、プレイ可能な状態にするために、サウンドを無効にしたり、テクスチャを単純化するといった軽量化のための工夫を施す必要があった模様です。プログラマのstacksmashing氏とKonrad Beckmann氏は、ゲーム&ウオッチのマイクロコントローラーからアクセス可能な外部ストレージにコードを注入し、ファームウェアを肩代わりすることで、ゲーム&ウォッチを騙すことに成功しています。
ゲーム&ウォッチのストレージに収まるよう、Doomは「Minimal Doom IWAD」と呼ばれるテクスチャが簡略化された小さなバージョンが使われていますが、1.1MBの使用可能なストレージ内で動かすためには、サウンドを無効にするなどさらなる調整が必要だったとのことです。
ゲーム&ウオッチスーパーマリオブラザーズは、1980年に登場したオリジナル版のゲーム&ウオッチと外観はそっくりですが、「スーパーマリオブラザーズ」と「スーパーマリオブラザーズ2」をカラーでプレイすることが可能となっています。