
Windows 11には広告や各種おすすめ機能、プロモーション要素などが存在し、「必要な機能だけを使いたい」と考えるユーザーから不満の声が寄せられています。
そうした中、新たに登場した無料ツール「NixThis」が注目を集めています。
NixThisの着想源となったのは、uBlock Originに搭載されている「Element Picker」と「Element Zapper」という機能です。Webページ上の不要な要素を選択して非表示にできる仕組みで、多くのユーザーに支持されており、NixThisは、この考え方をWindows 11のインターフェースへ拡張しました。
ユーザーは消したい項目を画面上で直接指定するだけで、NixThisが関連する設定を特定し、変更内容を提示します。そのうえで適用するかどうかを選択できるため、どの設定を変更すれば目的を達成できるのか分からないという悩みが解消されます。
元に戻せる安心設計
NixThisでは、Windowsのおすすめ表示や広告要素、検索関連のコンポーネント、チャットボタンなど、不要と感じる機能を手軽に無効化することができます。内部的にはレジストリ設定を変更する方式を採用しており、システムファイルの改変や強引なデブロートスクリプトの実行は行わない安全寄りの設計となっています。

Windowsのカスタマイズツールで気になるのが「元に戻せるのか」という点ですが、NixThisは変更前のレジストリ値を記録し、「Bring it back」機能によって簡単に復元できる仕組みを備えています。
ただし、Microsoft StoreアプリのアンインストールについてはWindows側に完全な復元機能が存在しないため、該当アプリのストアページを開く形で再インストールを支援する仕様となっています。
初期リリースながら機能拡張も進行中
開発者によれば、Windowsは頻繁に仕様変更が行われるため、フィルターの対応範囲は今後も継続的に拡大していく予定とのことです。最新アップデートでは15種類の新しいフィルターが追加され、広告ID、セットアップ時の案内、各種ヒント表示、パーソナライズされた体験、アクティビティ履歴、診断データ、Recall関連設定、位置情報、音声機能などに対応しました。

さらに、Element Picker利用時のマウスの引っ掛かりを解消するパフォーマンス改善や、GDIリークの修正、Suggested NotificationsやEdgeサイドバー関連フィルターの修正なども実施されています
まとめ
NixThisは、Windows 11の不要な広告やおすすめ表示を、まるでuBlock OriginでWebページ上の要素を消すような感覚で管理できるツールです。レジストリ編集の知識がなくても操作できる点は大きな魅力でしょう。まだ開発初期段階のため検証不足な部分はありますが、Windowsを自分好みに整理したいユーザーにとっては、今後注目すべきカスタマイズツールとなりそうです。
[via Neowin]
