Mac OS XはUnixベースのOSなので、LinuxやUnixの使用経験があるならば、ターミナルを使いこなすこなすことは、さほど難しくないことだと思います。
とはいえ、OS Xならではのユニークコマンドがいくつか存在していることも確か。例えば「Eight Terminal Utilities Every OS X Command Line User Should Know」紹介されている、OS X特有のコマンドを覚えておけば、ライバル(って誰)にグッと差をつけることができるかもしれません。是非マスターしておきましょう。
8つのコマンド
上記ブログでピックアップされていたコマンドは以下の8つ。
- open: アプリを開く。URLを開くなど。
- pbcopy, pbpaste: クリップボードとのやりとり。
- mdfind: locateのかわりにSpotlightの情報を使って高速検索。
- screencapture: スクリーンショットをコマンドラインから取る。
- launchctl: いろいろなプログラムを自動起動する場合に使う。
- say: 言葉を喋らせる。
- diskutil: Disk Utilityアプリのコマンドラインインターフェイス。
- brew: 今大人気のHombrew。
最後のbrewはちょっと反則かもしれませんが(汗。
以下個人的に気に入っているmdfindとsayについて説明してみます。
mdfind
Linuxにはupdatedbでファイル名のデータベースを更新し、locateで検索するという定石がありますが、OS Xの場合mdfindで同じようなことができます。しかもSpotlightの情報を利用するので明示的にデータベースを更新する必要はありません。
$ mdfind libxml
↑こんな感じで検索できます。詳しくは以下のリンクなどをどうぞ。
say
その名の通りターミナルを使って喋らせることができるコマンドです。
say "さんをつけろよデコ助野郎!"
↑デフォルトの音声喋ります。
say -v Otoya "さんをつけろよデコ助野郎!"
↑音声「Otoya」で喋ります。
ただし事前に音声をダウンロードしておくことが必要です。
「システム環境設定 > 音声入力と読み上げ > システムの声 > カスタマイズ」から日本語の音声をダウンロードしておいてください。sayに関しては以下のリンクが参考になります。
まとめ
OS Xのモダンな機能をコマンドラインから操作できるところが楽しいです。他にもおもしろいコマンドがいろいろありそうですね(と思っていたら「MacWiki - OSXの固有コマンドというまとめがありました。すごい)。