AppleはiOS 9で、最近売れ行きが落ちているiPadのテコ入れに動くかもしれません。9to5Macは、業界関係筋から得た情報として、Appleが、iOS 9でiPad用に画面分割式のマルチタスク機能とともに、マルチユーザー機能の追加を計画しており、さらに12.9インチの大画面「iPad Pro」が開発中であると報じています(MacRumors)。
画面分割式マルチスタスク
画面分割式のマルチタスク機能は、もともと、iOS 8での導入が期待されていた機能でした。
iOS 9で導入される画面分モードは、上のコンセプト動画のように、2つの異なるアプリを横に並べるか、同じアプリの複数のビューを横に並べるかの選択が可能となると見られています。分割モードは1/2、1/3、2/3から選択可能で、アプリごとに分割比率が設定可能になるようです。
この機能は、WWDC 2015のiOS 9のお披露目で同時公開されると予想されています。
iPad Pro
以前から発売が期待されている「iPad Pro」こと、12.9インチ版のジャンボ「iPad」に関して、Appleは内部で開発を続けており、J98 / J99というコードネームが割り当てられていること(Wi-Fiオンリーか、Wi-Fi + Cellularの違い)を明かしています。
マルチユーザー
マルチユーザー機能は、iPadを家族間/友人などの間で貸し借りするときに便利な機能です。Macのようにアカウントごとに独自のアプリ、ドキュメント、メディアにアクセスできるようになります。
この機能は、iOS 9.0には間に合わず、iOS 9.1 あるいはiOS 9.2で導入されるのではと見られています。
iOS 9に期待
画面分割式のマルチタスクは、iPad Pro専用ではなく、従来のiPadでも使用可能であるとみられています。WWDCでお披露目される(と思われる)iOS 9の発表に期待が高まります。