Visual Sutido Codeや、IntelliJ、Obsidianなど最近の多機能アプリは、文字列を入力してコマンドを呼び出す事が出来る「コマンドパレット」と呼ばれる機能を搭載しています。
本日紹介する「Paletro」は、このコマンドパレットを全てのアプリで利用可能とするMac用ユーティリティです。
エレガントなMarkdownエディタ「Typora」を作成したappmakesによるアプリで、6.99ドルで販売されているほか、アプリのサブスクサービスSetapp経由で利用することもできます。
以下使用方法を説明します。
Paletroの使用方法
Paletroは有料アプリですが、公式サイトから14日間使えるトライアル版をダウンロードすることができます。
Paletro.appをアプリケーションフォルダにコピーしてから実行します。
▲初回起動時はアクセシビリティの許可を与える必要があります。「システム設定を開く」ボタンをクリックして許可を与えて下さい。
最初にウェルカム画面が表示されます。
▲デフォルトのグローバルホットキーは「Shift+Command+P」となっています。この画面で変更できるほか、設定画面で後から変更することもできます。
▲使用方法の説明が表示されます。
実際に使用するにはPaletro.appを実行した状態で、他のアプリをアクティブにします。
▲「Shift+Command+P」キーを押すと、そのアプリのコマンドが一覧表示され、検索して絞り込んだり、実行したりすることができます。上の画像はFirefoxです。
▲Chromeの場合。
各種設定は設定画面で変更できます。
コマンドパレットの右上にある設定アイコンをクリックするか、Paletro.appを単独で実行すると次のような画面が表示されます。
▲「Preferences」を選択すると設定画面が表示されます。
▲設定画面の「Command Palette」で、グローバルホットキーを変更したり、コマンドパレットを表示しない除外アプリを設定したりすることができます。
まとめ
Paletroはあらゆるアプリにコマンドパレットを追加することができるMac用ユーティリティです。同様の機能はRaycastの組み込み機能「Search menu items」や、AlfredのWorkflowで実現できますが、これらのアプリを使っていない場合は便利なアプリだと思います。
タイトル | Paletro | |
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公式サイト | https://appmakes.io/paletro | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/-paletro | |
説明 | あらゆるアプリにコマンドパレットを追加することができるユーティリティ。 |