Parallelsは本日、M1 Macに完全対応した「Parallels Desktop 16.5 for Mac」をリリースし、M1 Macの仮想マシン上で、Windows 10 ARM Insider PreviewやARMベースのLinuxを、ネイティブな速度で実行可能になったことを発表しました(MacRumors)。
Parallelsによると、M1 Mac上でWindows 10 ARM Insider Previewの仮想マシンを実行した場合、Intel Core i9プロセッサ、32GBのRAM、Radeon Pro Vega 20グラフィックスを搭載した2019年モデルの15インチMacBook Proと比較して、パフォーマンスが最大で30%向上するとのことです。またM1 Macでは、Parallels Desktop 16.5のエネルギー消費量が、最新のIntelベースのMacBook Airと比較して最大2.5倍削減されている模様です。
ただし、Microsoftは、ARM版Windows 10のリテールライセンスを提供しておらず、プレビュー版がWindows Insiderプログラムのメンバー向けに提供されている状態です。仮想マシンでmacOS Big Surを実行する機能は、今年後半にサポート予定となっています。
Parallels Desktop 16 for Macライセンスを所有している場合、追加費用なしで16.5にアップグレード可能することができます。公式サイトではクーポンコード「2KQ-PTG-DYZ」によってほとんどのライセンスが10%オフになるキャンペーンが実施されているそうです。