Parallels Desktop 20 for Macがリリース - Windows 11が最大80%高速化

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

AppleAccount macVM 1024x750

Parallelsは9月10日(現地時間)、Mac用仮想化ソフトウェアの最新版「Parallels Desktop 20 for Mac」をリリースしました。

Parallels Desktop 20では、新しい「Parallels AIパッケージ」により、安全なプリパッケージ仮想マシンをダウンロードして、オフライン環境でAI開発スキルを迅速に向上させることができるようになっています。

また、macOS SequoiaとWindows 11 24H2といった最新OSへの対応や、Enterprise Editionには、新しい管理ポータルが導入されています。その他、Windows、macOS、Linux VM 向けの多数のアップデートが提供されます。

Windows 11ゲストに関する改良について、開発チームは、NVMeドライバ、インストール、マウスカーソル、ディスプレイ解像度などに改善が加えられ、最大80%のパフォーマンス向上も可能だと説明しています。

Improving the stability and integration of this major Windows 11 update in a virtual environment has been a major goal since Windows 11 24H2 appeared in the Canary channel in early 2024.

仮想環境におけるこのWindows 11のメジャーアップデートの安定性と統合を改善することは、2024年初頭にWindows 11 24H2がカナリアチャネルに登場して以来の大きな目標でした。

These efforts include fixes for the NVMe driver, express Windows 11 installation on Intel-based Mac computers, mouse cursor positioning, and a fix for the dynamic resolution to sustain the ability to resize a Windows 11 VM window with automatic resolution adjustments.

これらの取り組みには、NVMeドライバーの修正、IntelベースのMacコンピューターへのWindows 11のエクスプレス・インストール、マウス・カーソルの位置決め、Windows 11のVMウィンドウを自動解像度調整でリサイズする機能を維持するための動的解像度の修正などが含まれます。

From the Microsoft side, optimizations for the new major Windows 11 version 24H2 ensure users’ workflows remain uninterrupted while running legacy Windows apps (built for the Intel platform) and get up to 80% performance boost for certain computational workloads thanks to the improved Prism emulator built into Windows 11 on Arm OS.

Microsoft側では、新しいWindows 11メジャーバージョン24H2の最適化により、レガシーWindowsアプリ(Intelプラットフォーム向けに構築された)を実行している間でもユーザーのワークフローが中断されないことが保証され、Arm OS上のWindows 11に組み込まれたPrismエミュレータの改良により、特定の計算ワークロードのパフォーマンスが最大80%向上しました。

なおパフォーマンスの向上は、Windows 11 23Hと24H2を、PassMarkのFloating Point Mathテストで比較した場合のもので、すべての場合に約束されているわけではありません。性能向上は、ARM版Windows 11に導入された新しいPrismエミュレーターによるところも大きいようです。

その他、ARM版Windows 11ではアプリケーションの互換性の改善も行われています。

The latest release offers improved compatibility with ArcGIS Pro, LabVIEW, Ninja Trader, and other applications so you can now seamlessly install and run on a Mac with Apple silicon—all with the help of Parallels Desktop for Mac. 

最新リリースでは、ArcGIS Pro、LabVIEW、Ninja Traderなどのアプリケーションとの互換性が向上しているため、Parallels Desktop for Macを使用してApple Silicon-allを備えたMacにシームレスにインストールして実行することができます。 

It’s also great to see software companies shift their strategy and start delivering product updates that run natively in Windows 11 on Arm which means more apps will soon become available for Apple silicon users. Recent examples include Malwarebytes ThreatDown, Opera browser, Adobe Illustrator, LibreOffice, and others.

ソフトウェア会社が戦略を転換し、Arm上のWindows 11でネイティブに動作する製品アップデートを提供し始めたのも素晴らしいことです。最近の例としては、Malwarebytes ThreatDown、Operaブラウザ、Adobe Illustrator、LibreOfficeなどがある。

Windows 11 Version 24H2のほか、9月16日にリリース予定のmacOS Sequoiaのサポートも行われます。Parallels Desktop 20 for Macの新機能の詳細は公式ブログで確認可能です。

[via Neowin]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次