携帯電話といえば、巨大メーカーだけがつくることができるハイテクの塊といったイメージがありますが、その常識を打ち破った人が現れました。Dave Hunt氏がRaspberry Pi、GSMモジュール、タッチスクリーンディスプレイ、バッテリーなどを組み合わせてDIYの携帯電話「PiPhone」を公開して世界を驚かせています(Raspberry Pi Blog、Ars Technica、Hacker News)。
材料費は158ドル
横ら見た写真の方が構造が分かりやすいと思います。Raspberry Piは真ん中にサンドイッチ状に挟まっているみたいです。バッテリーもはまっていますね(下側がディスプレイです)。使われた材料は以下の通り。
- Raspberry Pi Model B…40ドル
- PiTFT Touchscreen 320×240…35ドル
- 2500mAh LiPo battery…15ドル
- SIM900 GSM/GPRS module…48ドル
- DC-DC boost converter 3.3V – 5V 1A…10ドル
- ケーブル、コネクタ、スイッチなど10ドル。
合計158ドル。ケーブルむき出しで実用性には難がありそうですが、夢に溢れたアイテムだと思います。作者のサイトでは実際にPiPhoneで電話を掛ける様子が撮影した動画が公開されているので、是非確認してみてください。