2025年のPCパフォーマンス低下はWindows 11が犯人だった?

[PR]記事内のアフィリエイトリンクから収入を得る場合があります
  • URLをコピーしました!

先日、信頼性の高いベンチマークソフトウェアとして人気のPassMarkが、Windows PCの平均CPUスコアが2025年に大幅にダウンしていたことを明らかにして、注目を集めました。

測定開始以来初めての下落となり、PassMarkもこの結果に困惑していたなか ハードウェア性能の伸び悩みや、世界的なインフレの影響、Windows 10から11への移行など、パフォーマンス低下の原因に関してさまざまな憶測をよんでいます。

Microsoftは、Windows 11がWindows 10より高速であるとアピールしていますが、これまでに実施されたベンチマークテストでは、Windows 10の方が優れた結果をだすこともあり、また、Windows 11 23H2を24H2と比較しても、前者のほうが優れている場合もあります。OSの変化がベンチマークに影響を及ぼしていないとはいいきれない状況です。

PassMarkはその後、パフォーマンス低下の原因として、ユーザーが所有するCPUが8コアのままになっていることが、影響しているのではないかとも指摘しています。

8コア以上のCPUを使っているユーザーの割合が、2020年から増えていないことを示すグラフを掲載しています。

最近流行のAI関連のソフトウェアでボトルネックとなっているのは、CPUではなくGPUであることが多く、ユーザーの買い換え需要が減っていることが現れているのかもしれません。

なお、PassMarkが提示したグラフは、ベンチマークを実行しているユーザーによってアップロードされたPerformanceTestのベースラインスコアから算出されたもので、次のように説明されています:

This graph showing year on year performance is made up of thousands of PerformanceTest benchmark results and is updated bi-weekly (i.e. every two weeks). The chart is composed of data from PerformanceTest V5 to the V11. PerformanceTest V8 (released 2012) was the first version to collect single thread performance.

前年比パフォーマンスを示すこのグラフは、何千ものPerformanceTestベンチマーク結果で構成され、隔週)つまり2週間ごと)に更新されます。このグラフは、PerformanceTest V5からV11までのデータで構成されています。PerformanceTest V8(2012年リリース)は、シングルスレッド性能を収集する最初のバージョンです。

.. This graph counts the baselines submitted to us during these time period and therefore is representative of CPUs tested during this time.

.. このグラフは、これらの期間に提出されたベースラインをカウントしているため、この期間にテストされたCPUを代表している。

個人的にはグラフが横ばいになることはあっても右肩下がりになるのは不思議な気はしますが、はたして本当の原因はいかに?

[via Neowin]

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次