The PostgreSQL Global Development Groupは10月18日(現地時間)、データベースソフト「PostgreSQL」の最新版「PostgreSQL 11」をリリースしました(Phoronix)。
PostgreSQL 11ではデータパーティショニングの堅牢性やパフォーマンスの改良がおこなわれているほか、ストアドプロシジャ内のトランザクションのサポート、クエリ並列処理能力の強化など多数の新機能が追加されています。
またLLVMベースのJITサポートが導入され、特に複雑なクエリを実行する場合にパフォーマンスの向上が見込まれています。JITサポートはデフォルトでは無効化されていますが、LLVM関連の依存ファイルをインストールし、設定ファイルやPostgreSQLセッションで「jit = on」を設定することで有効にすることができます。なおPostgreSQLのJITサポートはPostgreSQL 12でさらに拡張される予定です。
変更点や移行方法はリリースノートで確認することができます。