ベンチマークソフトGeekbenchを開発するPrimate Labsが、先日発表された新しいMacBook Pro / MacBook Airのベンチマーク結果を公開しています(Primate Labs、MacRumors)。
ベンチマークは、発売されたばかりの最新Broadwell搭載Macと、前世代のHaswellおよびIvy Bridge機種と比較するもの。インテルのプロセッサ開発戦略は、チック・タックモデルにのっとって行われていて、Broadwellは効率を向上させる、チック世代のプロセッサに該当します。このためPrimate Labsは、それほどの性能向上を期待していなかったようです。はたして結果はいかに…。
MacBook Air
ベンチマーク結果によると、HaswellからBroadwellでシングルコアスコアで6%ほど上昇し、マルチコアスコアではi5チップで7%、i7モデルで14%も向上しています。
If you're thinking of buying the new MacBook Air I would strongly recommend the i7 processor. It has 20% faster single-core performance and 25% faster multi-core performance for only a 15% increase in price
MacBook Air 2015 Core i5モデルとCore i7モデルを比較すると、15%しか価格が上昇しないのにもかかわらず、シングルコアスコアで20%、マルチコアスコアで25%もパフォーマンスが向上するので、CPUアップグレードがオススメとのこと。
MacBook Pro(13インチ Retina)
対して、MacBook Proでは、HaswellからBroadwellでシングルコアスコアで3〜6%ほど上昇し、マルチコアスコアでも3〜6%上昇しています。このパフォーマンス向上はチックプロセスで期待されるものと一致していて、新しいMacBook Proに関しては、特にオススメするお得な価格帯のCPUは存在しないとしています。
まとめ
CPUスペックマニアならばやはり一番気になるのは、Geekbenchの結果だと思います。公式にこうやってオススメCPUアップグレードまで教えてくれるのはなかなか親切な試みだと思いました(ただし、CPUアップグレードするとなると公式のApple Store以外で買えないのが難点ですが…)。