Rails 7.2がリリース。より良いプロダクションデフォルトやDevコンテナ、新しいガイドデザインなど新機能が盛りだくさん

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Railsプロジェクトは8月10日(現地時間)、Railsのメジャーバージョンアップ版「Rails 7.2」をリリースしました(公式ブログ)。新バージョンはRails 7.1以降、400人以上の貢献者によって2,500に近いコミットが行われています。

Rails 7.2では、より効率的なアプリケーションを構築できるようにプロダクションのデフォルトが改善されています。Railsのパフォーマンスを大幅に向上させるYJITは、Rails 3.3以降を実行している場合、デフォルトで有効になり、Railsが生成するデフォルトのDockerfileには、メモリ割り当てを最適化するためのjemallocが含まれるようになりました。

開発コンテナ(devコンテナ)は、コンテナをフル機能の開発環境として使用することを可能にするもので、Rails 7.2ではアプリケーションの開発コンテナ設定を生成する機能が追加されました。Dockerfileを含む.devcontainerフォルダ、docker-compose.ymlファイル、devcontainer.jsonファイルが含まれます。

開発コンテナを使って新しいアプリケーションを生成するには以下のコマンドを実行します。

rails new myapp --devcontainer

その他、Railsガイドの刷新や、以下の新機能が追加されています:

  • デフォルトでブラウザのバージョンガードを追加。
  • Ruby 3.1を新しい最小バージョンに。
  • Progressive Web Application (PWA) ファイルをデフォルトに。
  • おまかせRuboCopルールをデフォルトで追加。
  • GitHub CI ワークフローをデフォルトで新しいアプリケーションに追加。
  • 新しいアプリケーションにデフォルトで Brakeman を追加。
  • トランザクション内でジョブがスケジュールされないようにする。
  • トランザクションごとのコミットとロールバックのコールバック。
  • bin/setupにpuma-devの設定を提案。

Ruby on Rails 7.2の新機能についてはリリースノートでも確認可能です。

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