React 18がリリース - 新機能が多数追加された最新版

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React開発チームは3月29日(現地時間)、ユーザーインターフェース構築のためのJavaScriptライブラリ「React」の最新版「React 18」をリリースしました(公式ブログ)。

React 18の主な新機能は以下の通りです。

  • 自動バッチ処理。Reactが更新をバッチ処理する方法を変更し、より多くのバッチ処理を自動的に行うようにすることでパフォーマンスが向上。オプトアウトする必要がある場合は、状態の更新をflushSyncでラップする。
  • より厳格なStrict Mode。将来的にReactはコンポーネントがアンマウントの間に状態を保持できる機能を提供する予定。それに備えて、React 18ではStrict Modeに新しい開発専用のチェックを導入している。
  • 一貫したuseEffectのタイミング。クリックやキーダウンイベントなどの個別のユーザー入力イベント中に更新がトリガーされた場合、常にエフェクト関数を同期的にフラッシュするようになった。
  • ハイドレーションエラーをより厳しくした。テキストコンテンツの欠落または余分なテキストによるハイドレーションミスマッチが警告ではなく、エラーとして扱われるようになった。
  • サスペンスツリーは常に一貫するように。コンポーネントがツリーに完全に追加される前にサスペンドした場合、Reactはそれを不完全な状態でツリーに追加したり、そのエフェクトを起動することはない。その代わりにReactは新しいツリーを完全に破棄し、非同期操作が終了するのを待ってから、ゼロからレンダリングを再試行する。
  • サスペンスでのレイアウトエフェクト。ツリーが再サスペンドしてフォールバックに戻る際、React はレイアウト効果をクリーンアップし、境界内のコンテンツが再び表示されるときにそれらを再作成するようになった。
  • 新しいJS環境要件。Promise、Symbol、Object.assignを含むモダンブラウザの機能に依存。Internet Explorer など、モダンブラウザの機能をネイティブで提供しない、あるいは非準拠の実装を持つ古いブラウザやデバイスをサポートする場合、バンドルアプリケーションにグローバルポリフィルを含めることを検討する必要あり。

その他にも多数の新機能の追加や、変更、修正が行われています。

詳細はGitHubなどで確認可能です。

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