ReactOS 0.4.8がリリース - 17年来のバグが修正されWindows Vista/7/10ソフトウェアとの互換性が導入

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ReactOS開発チームは4月14日(現地時間)、オペレーティングシステム「ReactOS」の最新版v0.4.8をリリースしました(公式ニュース)。v0.4.8はv0.4.7でGitHubに開発の場を移動した後、2回目となるリリースで、外部開発者からのPull Requestsを含む、合計1094のコミットが行われたバージョンであると説明されています。

ReactOSはオープンソースでWindows互換を目指して開発が続けられているオペレーティングシステムで、公式サイトよりインストール用のBootCDや、そのまま起動できるLiveCD等のISOイメージをダウンロードすることができます。

v0.4.8の新機能としてはまず、ユーザー体験に関する改良があげられています。タスクバーの設定、ダイアログの改良が行われ、バルーン型通知のサポートやタスクトレイアイコンの改善も進められています。シェルの自動補完機能や、エクスプローラーからネットワークドライブを直接イジェクトできる機能も追加されています。

またWindows NT6以降(Vista Windows 8、Windows 10)のソフトウェアに対する互換性の導入も行われています。現在まだ試験的な段階ということですが、Vista以降でのみ動作するソフトウェアをReactOS上で動かすことが可能となります。例えば、Quicktime for Vista/7のようなソフトウェアが動作することが期待できます。

Ram

その他カーネル部分では、ReactOS CCとFreeloaderの不具合が修正され、96MB以下のRAM容量のマシンでも起動できるようになりました。Cache Managerの精密なレビューによって、ファイルシステムの破損を招く17年来の不具合も修正されています。メモリマネージャの改良や、仮想フロッピードライバー、仮想CDROMドライバーの導入も行われています。

その他多数の新機能が追加されています。詳細はChangelog-0.4.8で確認可能です。

I screenshot1 タイトル ReactOS
公式サイト http://www.reactos.com/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/34-reactos
説明 Windows NT互換を目指すオープンソースのOS。
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