オープンソース版Windowsこと「ReactOS」でUEFIブートや、DirectX、NT6+ APIの開発が進む

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Windowsとドライバー・バイナリレベルの互換性を持つことを目指して開発が進められているオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」。最新のニュースレター「NEWSLETTER 103 - LATE 2023 NEWS」が公開され、ここ数ヶ月間に行われた作業の内容が明らかになりました(Phoronix)。

ニュースレターによると、ReactOSの最新版0.4.15のリリースは、未解決のリグレッションとバグのために遅れているものの、公開に向けた作業が継続して行われているとのこと。開発リソースとマンパワーの制約のため、リリース予定日は未定であるものの、最新機能が搭載されたナイトリービルドを試すことができるとされています。

最新の成果としては、ReactOSカーネルデバッグの大幅な改善や、より多くのハードウェアで起動するためのUEFIブートの継続的な改良、UI/シェルの改善、Microsoft DirectXサポートのためのさらなる作業、Windows Vista/7/8/8.1/10/11に対応したソフトウェアを動作させるための、NT6+アプリケーションサポートの互換性準備があげられています。ただし、NT6+互換性サポートは、現時点ではまだ実験的なものとみなされています。

UEFIの改善やハードウェアの互換性の改善により、ValveのSteam DeckでReactOSを起動することができるようになったそうです。ReactOSプロジェクトはまた、GUIセットアップ/インストーラーの改善作業も行っています。

Uefi

これら新機能の詳細はニュースレターで確認可能です。

タイトル ReactOS
公式サイト https://reactos.org/
ソフトアンテナ https://softantenna.com/softwares/34-reactos
説明 Windows NT互換を目指すオープンソースのOS。
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