Windowsアプリケーション/ドライバとのバイナリ互換を目指すオープソースオペレーティングシステム「ReactOS」が、2022年現在、対称型マルチプロセッシング(SMP)のサポートに取り組んでいることがわかりました。
SMPは、複数のCPUによって処理を分散させるマルチプロセッサの方式のひとつで、各プロセッサの役割が完全に対称になっていることが特徴です。SMP/マルチコアの適切なサポートはモダンなコンピューターにとって必須といってもよく、ReactOSにとっても悩みの種でしたが、状況は改善しつつある模様です。
試験的なコードを使用し、SMPモードでReactOSをセーフモードではあるもののデスクトップまでブートすることができたと、公式アカウントがツイートしています。
Wow!! #ReactOS running in SMP reaching Desktop!! As a Bonus: using Windows XP Task Manager to show the processors load! #opensource #kernel #smp pic.twitter.com/rkZzohTA6S
— ReactOS (@reactos) March 13, 2022
SMPのサポートはまだ初期段階にあり、改良されたコードはまだマスターにはなく、マージのためにはさらなる作業が必要とのこと。SMPを有効にしたときに1つのコアで完全に動作し、その後、複数のコアが協調して動作するようにする予定とのことです。
タイトル | ReactOS | |
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公式サイト | https://reactos.org/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/34-reactos | |
説明 | Windows NT互換を目指すオープンソースのOS。 |