Red Hatは8月6日(現地時間)、Red Hat Enterprise Linux 7の最終フルサポートフェーズリリースとなる「Red Hat Enterprise Linux 7.7」を公開したことを発表しました。
既にメジャーバージョンアップ版であるRed Hat Enterprise Linux 8が公開済みで、今後Red Hat Enterprise Linux 7に対する新機能の追加は行われませんが、2024年6月30日までメンテナンスフェーズとしてサポートが提供されます。
RHEL 7.7の新機能としては、最新のハードウェアに対するサポートの追加と、最近発見されたZombieLoad脆弱性の修正が挙げられています。
他にも、潜在的なセキュリティや構成に関する問題を事前に予測するRed Hat Insightsや、クラウド用のイメージを簡単かつ用意に構築できるイメージビルダー、ネットワークサポートパフォーマンスの改良など、いくつかの新機能が追加されています。
今後数ヶ月のうちにCentOSを初めとしたRHEL派生のLinuxディストリビューションが、新バージョンに追随していくものと思われます。