x86/ARMシステムで動作するAndroidベースのオペレーティングシステム「Remix OS」の開発が終了することがわかりました(Phoronix、9to5Google)。
Remix OSは、昨年リリースされたv2.0で注目を集め、その後Marshmallowベースのv3.0も公開されていた、デスクトップPCやラップトップで利用できるオペレーティングシステムです。
今回Remix OSを開発するJideはメッセージをWebサイトに公開し、ここ数年の間に、企業からの問い合わせが増大し、それら組織の問題を解決するための支援を始め、これに集中するために一般消費者向けのRemix OSの開発を中断すると、決断の理由を説明しています。
…development on all existing products such as Remix OS for PC as well as products in our pipeline such as Remix IO and IO+ will be discontinued. Full refunds will be issued to ALL BACKERS via Kickstarter for both Remix IO and Remix IO+. In addition any purchases made via our online store that has remained unfulfilled will also be fully refunded.
Remix OS for PCのほか、Remix IOやIO+といった関連製品の開発も中止され、Kickstarterの支援者に対しては返金が行われるとのこと。
なおAndroid-x86プロジェクトの創立者であるChih-Wei Huang氏は、一時Jideで働いていましたが、2016年末に同社を離れているようです。このためAndroid-x86プロジェクトの今後にも不安が指摘されています。