Apple製品の分解に関する世界最高の権威iFixitが、新型の「MacBook」の分解にチャレンジし、詳細なレポートを公開しています(9to5Mac、MacRumors、Cult of Mac)。
分解された新型MacBookは、12インチRetinaディスプレイ、1.1GHzプロセッサ、256GBのフラッシュストレージ、Intel HD Graphics 5300を搭載したモデル。
分解の結果、RAMは「Elpida/Micron FB164A1MA-GD-F 8 GB LPDDR3 Mobile RAM」、フラッシュストレージは「Toshiba TH58TFT0DFKLAVF NB2953 128 GB SLC NAND Flash memory(両面で256GB)」など興味深い事実が判明しています。
史上最高に分解しづらい
iFixitの分解レポートには、Force Touch Trackpadの仕組みや、巨大なバッテリーなど注目の写真が多数掲載されているのですが、なかでも興味深いのはRepairabilityが史上最高難易度の1(10段階評価中)と評価されていることかもしれません。
この評価の背景には、特殊な形状のネジが使われていて筐体を開きにくいことや、バッテリー部品が接着剤を使って固定されていること、Retinaディスプレイが保護ガラスと融合していること、プロセッサやRAMやフラッシュメモリがロジックボードにハンダ付けされていることなどが影響しているようです。
新型「MacBook」は、ここ数年続いてきたMacの分解しづらさが行き着くところまでいってしまったという意味でも究極のラップトップといえるかもしれません(もっとも、MacBook Pro 13" Retina Display Early 2015 もRepairabilityは1ですけど…)。