先日、iPhoneをソフトウェア的にiPod Classicに変換できる「Rewound」が公開されたことをお伝えしましたが、その後Appleにより同アプリが削除されたことが分かりました(The Verge)。
開発者が公開したMediumの記事によると、AppleはRewoundアプリが、iPodのデザインや、Apple Musicの機能をコピーしている事が削除の理由だと説明している模様です。
これに対し開発者は、iPodのスキンはあくまでユーザーが共有しているもので、スクロールナビゲーションなどのUIもAppleのIP(知的財産)ではないと異議を唱えています。
- An optional scrolling motion to navigate a menu isn't Apple IP
- A button layout without a wheel or scrolling navigation isn't Apple IP
- Similar menu systems are found in all operating systems.
- Skins were user added/downloaded, we didn't include them in the app.
ただしAppleが方針を変更する可能性は少ないと考えられるため、Appleの承認がなくても利用できる、RewoundのWebアプリを作成することを計画中で、50,000ドルの資金調達を目指しています。
Rewoundアプリは初期状態では普通のミュージックプレイヤーですが、スキンや操作方法を変更することで、iPod風に変換することができました。当初の「承認」はAppleがレビュー時にカスタマイズ機能を見逃していたためと考えると、今回の決定も予想されたものかもしれません。