Macを使用中、うっかりファイルを「rm」してしまい取り返しがつかなくなってしまった…。という経験は誰しもあると思います。
普段、Finderを使ったファイル操作に慣れ親しんでいると、軽率に削除しがちですが、rmコマンドで削除したファイルを復活させるのは容易ではありません。
これを防ぐ方法は、集中力を高めて間違えないように頑張るというという精神論のほかに、rmコマンドを他のコマンドに置き換えるというものがあります。今回はなかでもメジャーな「rmtrash」を使った置き換えを紹介したいと思います。
rmtrashって?
文字通り「rmtrash ファイル」、「rmtrash フォルダ」とすると、ファイルやフォルダが削除されるかわりにゴミ箱に送られるというものです。
「rmtrash iterm2putty」とフォルダを削除してみると…。
削除されるかわりにゴミ箱に移動します。実際は.zshrcや.bashrcなどでエイリアスを設定しておきます。
alias rm='rmtrash'
これでうっかりrmしても実際はrmtrashが実行され、安全になります。
インストール方法
公式サイトからバイナリをダウンロードすることもできますが、Homebrew、MacPortsでインストールしても簡単です。
$ brew install rmtrash
↑Homebrewの場合
$ sudo port install rmtrash
↑MacPortsの場合。
お好みの方法でどうぞ。
まとめ
本来、rmするとき間違えないよう注意深く操作すべきかもしれませんが、人間なので操作ミスが絶対にないとは言い切れません。うっかりミスを防ぐためにrmを安全側に設定しておくのは有効な対策だと思います。
なお、ゴミ箱から戻すことができるさらに便利なmv2trashというスクリプトもあります。個人的にはrmtrashで満足していますが、さらなる便利を求める方はこちらもチェックしてみてください(あの小飼弾さん作)。