Ruby開発チームは12月11日、Ruby 2.3系の2番目のプレビュー版である「Ruby 2.3.0-preview2」をリリースしました(公式ニュース)。現在公式サイトより各種圧縮形式のソースコードをダウンロードすることができます。
前回リリースされたpreview1では、文字列リテラルをfreezeされたものとして扱うためのマジックコメントの追加や、nilの扱いを簡単化するセーフナビゲーションオペレーター「&.」の導入、デバッグを支援する「did_you_mean.gem」の標準添付などが行われていました。
今回リリースされたpreview2では、ISeqプリコンパイルシステムを作成することができる、RubyVM::InstructionSequence#to_binaryと.load_from_binaryの試験的導入や、パフォーマンスを改良するための多数のチューニングが行われています。詳細はNEWやChangeLogファイルを参照することをおすすめします。
rbenv@OS X El Capitanで問題なくコンパイルできました。週末Rubyの進化を感じたい方は試してみてはいかがでしょうか。