Ruby開発チームは5月31日、Ruby 2.6.0に向けた2番目のプレビュー版である、Ruby 2.6.0-preview2をリリースしました(ruby-lang.org、Phoronix)。
Ruby 2.6では、あらゆるRubyプログラムの実行を高速化することを目的とする、JIT(Just-in-time)コンパイラが導入されます。
通常のJITコンパイラと異なり、Cコンパイラを用いてネイティブコードに変換することでJITコンパイルを行うという手法を採用し、--jitコマンドラインオプションや$RUBYOPT環境変数によって有効にできます。現在のところgccまたはclangによってビルドされたRubyで、そのコンパイラが実行時に利用可能である必要があるとのことです。
その他RubyVM::ASTモジュールの導入や、Kernel#yield_selfの別のthenの追加、ASCII以外の大文字による定数定義機能の追加、Binding#source_locationの追加、SAFEの取り扱いの変更にともなうProc#callの高速化、block.callの高速化、ブロック呼び出しの改善などのパフォーマンスの改良、細かな修正などが行われています。
タイトル | Ruby | |
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公式サイト | http://www.ruby-lang.org/ja/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/1964-ruby | |
説明 | オブジェクト指向スクリプト言語。 |