Ruby開発チームは12月21日、Ruby 2.7シリーズの2番目のリリース候補となる「Ruby 2.7.0-rc2」をリリースしました(ruby-lang.org)。現在公式サイトよりソースコードをダウンロードすることができます。
Ruby 2.7には、多くの新しい機能やパフォーマンスの改善が含まれており、プレビュー版は今月25日(クリスマス)の正式リリースに向け、新機能のテストやフィードバックを集めるために提供されています。
Ruby 2.7では、関数型言語で広く使われているPattern Matching(パターンマッチ)という機能の実験的な導入や、複数行編集のサポートやrodc連携機能が追加によるREPLの改良、断片化したメモリをデフラグするCompaction GCの導入などが行われています。
その他、キーワード引数の通常の引数からの分離、デフォルトのブロックの仮引数としての番号指定パラメータの試験的導入、開始値省略範囲式の試験的導入、各要素の出現回数をカウントするEnumerable#tallyの追加、レシーバをselfとしてprivateメソッドを呼び出すことを許容する変更、Enumerator::Lazy#eagerの追加、JITのパフォーマンスの改良など、さまざまな新機能や改良が行われています。
rc2での変更点の詳細はNEWSやコミットログで確認可能です。
タイトル | Ruby | |
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公式サイト | http://www.ruby-lang.org/ja/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/1964-ruby | |
説明 | オブジェクト指向スクリプト言語。 |