Rubyの安定最新版 version 1.9.3-p0がリリースされています。今リリースの主要な変更点は次の通り。
- ライセンスの変更。GPLv2と"Ruby's"ライセンスから、2-clause BSDLとRuby'sライセンスに変更へ。
- エンコーディングの変更。SJISはSWindows-31Jのaliasに。UTF-16、UTF-32、CP950、CP951という新エンコーディングが追加など。
- 組み込みクラスの変更。ARGFにARGF.printやARGF.read_nonblockなど新メソッドが追加。Array#pack、String#unpackにエンディアンを明示する修飾子が追加。Bignumの大きな桁の整数のかけ算の高速化など。
- 標準添付ライブラリの変更。io/consoleが追加。openssl特に改良。
Windows用のバイナリーパッケージ、RubyInstaller for Windowsも既にリリースされています。
Mac OS X Lion(llvm-gcc-4.2)でmakeしてみたところ、問題なく全てのテストが通ることころまで確認できました。1.9.2-p290だとmake testで一部のテストがこけていたので、1.9.3はスッキリ使えそうです(とはいえMacPorts版Rubyを使用中なのですが)。