ここ数年、開発者コミュニティの間ではプログラミング言語のRubyの人気が急降下しているのではないかという意見がささやかれています。Railsに続く大ヒットがないことや、またAIや科学技術計算に強いライバルPythonの人気が高まっているなど、さまざまな理由があげられていますが、Ruby開発者はそれほど心配する必要はないのかもしれません。
開発者PJ Hagerty氏は、Eengine yardのブログ記事「Ruby Still isn't dead(Rubyはまだ死んでいない)」で、Rubyが以前として大きな人気を保っていると主張しています。
同氏の根拠の一つは、プログラミング言語Tiobe Indexの順位です。Rubyはいまだトップ15以内にあり、Go、Visual Basic、Perlといった広く活用されている(そして死んでいない)プログラミング言語と同程度かそれ以上の人気を保っていると指摘しています。
実際Rubyのランキングは2017年1月の12位から、2018年1月の11位に上昇していることが分かります。
またもう一つの根拠はRubyコミュニティの強みにあるといいます。Engine Yardが参加したRubyカンファレンスに、多くの新人開発者が参加していることを発見し、これらの人びとはコミュニティと交流することで、Rubyがさらに好きになったようだと指摘しています。
Redditではこの記事を受け、Rubyが今後も生き残ることはできるのか、強みは何なのかなどの議論が交わされています。RubyやRailsは成熟し、死んだのではなく単にトレンドではなくなったとする意見もあります。気になる方はこちらも確認してみてはいかがでしょうか。