Windows 11の最新アップデート「25H2」が登場し、公式ISOの配布も始まりました。25H2への移行がすすむなか、インストールメディア作成ツール「Rufus」を使ったUSBインストールで25H2の起動に失敗するという報告が寄せられていましたが、この問題に迅速に対応た最新版がはやくも公開されています。
Windows 11 25H2では「Windows UEFI CA 2023」証明書が導入され、一部環境でUSBブートが失敗する事例が発生していました。Rufus開発者は問題を再現し、WUE(Windows User Experience)ダイアログで「最初のバイパス」を選択することで回避できることを確認しています。
You can avoid this by also selecting the first bypass on the WUE dialog (which won't do anything on systems where TPM and Secure Boot are available, since it's just a bypass, not "disable").
この問題を回避するには、WUEダイアログで最初のバイパスも選択してください(ただし、TPMとセキュアブートが有効なシステムでは何も作用しません。これは単なるバイパスであり、「無効化」ではないためです)。
最新版ではこの問題が修正され、WUEオプションの説明が明確になっています。
Rufus v4.11のその他のアップデート内容は次の通りです。
- Ctrl+Alt+Dでライト/ダークモードを切り替える「チートモード」追加
- Linux SBATおよびMicrosoft Secure Boot(SVN)関連の最新リボーク値に対応
- GRUB/Syslinuxダウンロードダイアログの表示不具合を修正
- WUE CA 2023オプション使用時のクラッシュ問題を修正
- 失敗したダイナミックディスク環境でのクラッシュを防止
Rufusの実行ファイルはGitHubからダウンロードすることができます。
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タイトル | Rufus |
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公式サイト | https://rufus.ie/ja/ | |
ソフトアンテナ | https://softantenna.com/softwares/7472-rufus | |
説明 | 起動可能なUSBドライブを簡単に作成することができるソフトウェア。 |