
Qualcommの次世代チップSnapdragon X2 Eliteを搭載したWindowsノートPCが、初期ベンチマークでAppleの最新M5チップを搭載したMacBook Proを上回るケースが多数確認されています。2024年に登場したSnapdragon X Eliteは、「Macに対抗できるARM Windows」として注目を集めましたが、X2 Eliteはそこからさらに大きく進化しているようです。
YouTubeチャンネルHardware Canucksのテスト(WCCFTech経由)によると、ASUSのZenbook A14(Snapdragon X2E-88-100搭載)の実力は以下の通りです。
ベンチマークアプリ、Cinebenchのシングルコアは+46で、Apple M5には約50ポイント届いていません。しかし、マルチコアはApple M5を300ポイント以上上回り、初代X Eliteからは約+500の大幅向上となっています。
Blender(レンダリング)では、大幅な処理時間短縮が確認され、クリエイティブ用途での弱点が改善されています。Handbrake(動画エンコード)も大きく高速化されていて、実作業での体感差が出やすい領域で強化されていることがわかります。DaVinci Resolveによる動画書き出しテストでも、10分の4K動画に対し前世代で33分以上かかったのが、X2 Eliteでは10分以上短縮されています。ただしこれはM5 MacBook Proの約2倍の時間で、動画編集においてはまだ差が残っています。

総評:明確な「大幅進化」
Snapdragon X2 Eliteは、弱点だったクリエイティブ系の処理も改善され、CPU・GPU・AI処理の総合力でApple Siliconに肉薄、あるいは超える場面も増加しています。まだMacに届かない部分はあるものの、Windows ARMノートとしては過去最大級のジャンプアップと言えます。
Snapdragon X2 Elite搭載ノートはCES 2026で発表済みで、発売は今後数カ月以内に予定されています。
[via 9to5Google]
