GoogleがChromeのCanaryビルド「Chrome 79」で、一定時間使用していないタブをフリーズしてリソースを開放する「Tab Freeze」機能を開発中であることがわかりました(Techdows)。
Chromeに2015年に導入された、Tab Discarding」機能と似ていますが、システムの利用可能な空きメモリが少ないタイミングではなく、バックグラウンドタブが5分間使用されていないタイミングで実行されるのが異なります。
Chrome 79では「chrome://flags」で設定ページを開き「Tab Freeze」を検索することで設定を変更することが可能で、現在以下のような5つの選択肢が用意されています。
- Default
- Enabled
- Enabled Freeze -- No Unfreeze
- Enabled Freeze -- Unfreeze 10 seconds every 15 minutes.
- Disabled
Tab Freeze機能を有効にしたい場合、Enableの選択肢のどれかを選びます。どれを選択してもバックグラウンドタブが5分間使用されない場合にタブが「凍結」されますが、「No Unfreeze」はタブがその後解凍されることがなく、「Unfreeze 10 seconds every 15 minutes」は15分ごとに10秒間解凍されるという違いがあるようです。
Discarding/Freezeされるタブのリストは「chrome://discards」ページで確認することができます。
Tab Freezeが正式版に導入されることで、メモリが少ない環境でChromeがこれよりも快適に使用できるようになることが期待できます。