ゲーム配信プラットフォームSteamを運営するValveは5月9日、「Steam Link」および「Steam Video」と名付けられた二つのアプリを公開する計画があることを発表しました。
まず「Steam Link」アプリは5月21日の週に公開予定で、ユーザーのSteamライブラリ上のゲームをAndroidデバイスやiOSデバイスでプレイすることができるものと説明されています。ホストシステム(MacまたはPC)と、Androidデバイス(スマホ、タブレット、TV)や、iOSデバイス(iPhone、iPad、Apple TV)は、5GHz無線ネットワークまたは有線イーサネットを用いて接続している必要があり、当初Android版はベータ版として扱われる予定です。また将来的にはSteam ControllerやMFIコントローラーのサポートも計画されています。
一方「Steam Video」アプリは、今年の夏の後半に公開予定で、AndroidやiOSデバイスを利用して、Steam上で入手できる動画をWi-FiやLET接続によって閲覧することが可能となります。
PS4のリモートプレイのようにSteam LinkでもSteamのゲームをストリーミング配信によってプレイする形式となります。快適なゲーム体験のためには描画や入力の遅延ができるだけ少なくするための高速なネットワークが必要となりそうです。