Appleは5月31日(現地時間)、プログラミング言語「Swift」の3.0系初のプレビュー版となる「Swift 3.0 Preview 1」を公開しました。現在公式サイトより、swift-3.0-preview-1-branchより作成された、Xcode、Ubuntu 15.10、Ubuntu 14.04用のパッケージをダウンロードすることができます。
Swift 3.0は、Swift 2.2とソースコードの互換性がなく、言語およびライブラリに関する基礎的な部分に関する変更が含まれる予定です。またSwift 3.0にはSwiftパッケージの開発および配布をサポートSwift Package Managerが含まれることになっています。
正式版のリリースは2016年の後半が予定されていますが、6月13日から行われるWWDC 2016でなんらかの機能が披露される可能性もありそうです。
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使用方法
Xcode 7.3で使用する場合Xcodeの「Preference」から「Components > Toolchains」と進み「Swift 3.0 Preview 1」を選択します。
再起動するとXcodeは選択されたtoolchainを使用して、Swiftコードのビルド、デバッグ、コード補完、シンタックスハイライトなどを行うよう設定が変わり、Xcodeのツールバーに使用しているtoolchainを示すインジケータが表示されるようになります。
なお上記設定はXcode上でのみ有効で、コマンドラインから使用する場合は「xcrun --toolchain swift」と「xcodebuild TOOLCHAINS=swift」等の実行が必要です。詳細は公式サイトをご確認ください。