クラシックなアーケードゲームをコレクションし、Webサイトでプレイ可能とするプロジェクト「Internet Arcade」でもおなじみのJason Scott氏が、Webブラウザ上で動くDOSエミュレーターを使用し、Windows 3.11の起動に成功、さらにその中でNetscapeやMosaicを動かし、インターネット接続に成功したことをブログで公表し話題となっています(Jason Scott's Weblog、Hacker News、Reddit)。
何のことか混乱しますが、Windows 3.11は超複雑なDOSプログラムの一種なので、DOSエミュレーターで動かすことが可能で、さらに当時のブラウザであるNetscape 1.0やNCSA Mosaicも動かすことができるというわけです。
ただしWebサイトの状況はWindows 3.11が現役であった時代と大きく異なっていて、そのままだと接続サイトが多く苦労したようですけど。
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エミュレーターの特異点: Emularity
Jason氏は、Emulatorが「Emularity」(Singularityにかかっている?)に到達し、エミュレーション技術が加速度的に進化する段階に到達したと考えている様子。今回のシステム自体は不安定であるため試すことはできないそうですが、いずれこの技術を活用したコレクションがInternet Archive上で公開されることを期待して良いのではないかと思います。