macOS Mojaveではスクリーンショットを撮影するための新たなショートカットキーとして「Command+Shift+5」が追加されました。
Command+Shift+5で呼び出せる機能は、既存のスクリーンショット撮影機能よりも多くの機能が利用できますが、Evernoteの公開しているグラフィックアプリ「Skitch」のスクリーンショット撮影機能「十時スナップショット」とショートカットキーが衝突しています。
このためmacOS Mojave環境では、Skitchを起動した状態でCommand+Shift+5を実行するととても混乱した状態になってしまうのです。
今回この問題にとりあえず対処する方法を説明します。
Skitchを必要なときだけ起動する
残念ながらSkitchのショートカットキーは固定されていて、これを何らかの方法で変更することは記事執筆時不可能な模様。このため通常時はSkitchを常駐させず、画像の編集時など必要な場合だけSkitchを実行することで、ショートカットキーのバッティングを避けることができます(スクリーンショットの撮影には、十時スナップショットの使用はあきらめ、macOS Mojaveのショートカットキーを利用します)。
ただしSkitchでは「Skitch Helper」というヘルパーアプリが実行されているとショートカットキーが有効になるため、環境設定でSkitch Helperの動作を最小限に抑えるように変更します。
▲Skitchの「環境設定」で「Skitch Helper」に関する二つのチェックボックスをオフに変更します。これによってログイン時にショートカットキーが有効にならず、またアプリを終了するとショートカットキーが無効になります。
まとめ
なおこの問題の根本的な原因は、Skitchのショートカットキーが固定されていて変更されない事にあります。サポートフォーラムには、macOS Mojaveが公開される以前からSkitchのショートカットキーを変更できるようにして欲しいという要望が寄せられていますが、今に至るまで実装されていない模様です。
早期にショートカットキーのカスタマイズ機能が実装されることを期待したいと思います。