「TypeScript 1.8」がリリース - モジュールの拡張機能や、文字列リテラル型、エラー検出機能の強化

米Microsoftは2月22日(現地時間)、JavaScriptのスーパーセットとして利用できるプログラミング言語「TypeScript」の最新版v1.8をリリースしました(公式ブログ)。Visual Studio 2015、Visual Studio 2013、NuGet、npm用のパッケージまたはソースコードをダウンロードすることができます。

TypeScript 1.8では、既存のモジュールを拡張する事ができるModule Augmentationと呼ばれる機能が追加され、開発者がライブラリを漸進的に変更していくことが可能となりました。ユーザーはモジュール全体またはサブセットを指定してインポートすることができます。

またString Literal Typesが追加され型システムの強化も行われています。通常の文字列を利用する場合と異なり、想定外の文字列が渡されたときはエラーが発生する仕組みです。

加えてコントロールフローの分析機能強化や、到達可能なコードのエラー検出、暗黙的なリターンを許さないフラグ追加などさまざまな新機能が追加されています。詳細はWhat's new in TypeScriptで確認することができます。