Canonicalは4月26日(現地時間)、Ubuntuの最新Long-Term Support版「Ubuntu 18.04」をリリースしました(公式ニュース、Phoronix、slashdot、gHacks)。
CanonicalのCEOでUbuntuの創設者であるMark Shuttleworth氏は「マルチクラウドオペレーションは新しい標準だ」と述べ、Ubuntu 18.04 LTSの起動時間やパフォーマンスに最適化されたイメージが、ストレージや機械学習などクラウドコンピューティングに最適化されていることをアピールしています。オンプレミスおよびオンクラウドのAI開発は、Kubeflowと一連のCI/CDツールをCanonical Kubernetesに統合したことで改善されるだろうとのことです。
非LTSのUbuntu 17.10からUbuntu 18.04への変更点としては、WaylandからX.Orgへ変更(復帰)や、各種UIのマイナーなアップデートのほか、LTSによる長期サポートが受けられる点があげられます。前LTS版のUbuntu 16.04 LTSと比較するとGCC 7コンパイラの導入や、UnityからGNOME Shellへの変更、多数のパッケージの更新など、多くの変更点が存在します。
インストール用のISOファイルは公式サイトからダウンロード可能です。