Canonicalは3月31日(現地時間)、「Ubuntu 22.04 LTS "Jammy Jellyfish"」のベータ版の提供を開始しました(Phoronix、Neowin)。
Ubuntu 22.04 LTS Betaには、Ubuntu Desktopだけではなく、Ubuntu Server、Ubuntu Cloud、Kubuntu、Lubuntu、Ubuntu Budgie、UbuntuKylin、Ubuntu MATE、Ubuntu Studio、Xubuntuなど各フレーバーのイメージも含まれています。
Ubuntu 22.04 Betaは、Ubuntu 21.10よりも多くのパッケージのアップデートが含まれています。GNOME 42コンポーネントや、NVIDIAのドライバーでGNOMEのWaylandセッションを使用するデフォルト設定、GNOMEトリプルバッファリングのパッチ、アウトオブメモリ処理用のsystemd-oomd統合、パートナーアーカイブの終了、POWERサポート基準値の調整、その他多くのアップデートなどが含まれています。
Linux KernelはLTS(Long Term Support)版のLinux 5.15が採用されており、Linux 5.16から5.17にかけて行われた多くの改良がまだ利用できないことになります。システムコンパイラはGCC 11.2で、Mesa 22.0も含まれます。
Ubuntu 22.04 LTS正式版の公開予定は4月21日で、Ubuntu 20.04からのインプレースアップグレードは7月頃から可能になると見込まれています。
